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GA在宅検査が2型糖尿病管理に有用 熊本の陣内病院らが研究成果

 陣内病院(熊本市)の陣内秀昭院長、東京大学医学部附属病院の相原允一助教、熊本大学病院の窪田直人教授らの研究チームは、週1回の在宅でのグリコアルブミン(GA)郵送検査と、測定結果を患者自身で確認できるスマートフォンアプリを活用することで、2型糖尿病患者のHbA1cやGA、体重などの指標が有意に改善したとの成果を発表した。在宅でGA値を測定し、行動変容に生かす研究成果の報告は世界初だという。

 研究チームは、在宅郵送検査とアプリを組み合わせ、血糖自己測定を行っていない2型糖尿病患者(98人)の血糖管理が改善するかを国内単施設でのオープンラベル無作為化比較試験として実施した。在宅郵送検査とアプリを従来の治療に併用する介入群と、従来治療のみの対照群に分けて、試験開始からの変化量を8週間観察した。

 その結果、介入群ではGA値とHbA1c値についての有意な低下を確認。カロリー摂取量の有意な減少は確認できなかったが、体重やウエスト周囲長、カロリー消費量の有意な減少を認めた。

 研究成果は5月16日付で、学術誌「Diabetes Therapy」(オンライン版)に掲載されている。

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