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JLAC11、正しく採番できたのは6割 学会評議員の施設調査

  • kona36
  • 3 日前
  • 読了時間: 1分
 8月30日に開かれた日本臨床検査医学会学術集会の特別シンポジウム1で、帝京大学客員教授の古川泰司氏は、同学会評議員を対象に実施したJLAC11採番のアンケート調査結果を報告した。AST、HCV、尿蛋白の3項目について調べたところ、採番を誤っている例が散見されたと説明し、学会として周知活動が必要との認識を示した。

古川氏
古川氏
 調査は2025年2~3月、同学会評議員178人の施設を対象にウェブサイトのアンケートフォームで実施した。対象3項目について、各施設で運用している実際の検査に基づき、①体外診断用医薬品(試薬)の薬事承認番号②試薬名称③検査材料④結果報告の単位と、各施設で適切と考えているJLAC11のコードの回答を求めた。

 回答数は26施設(回答率14.6%)で、このうち大学病院が21、ISO15189認定施設が24だった。また、回答者の所属は全て臨床検査部門だった。

 調査結果によると、JLAC11のコード17桁を正しく採番できていた施設はASTが18施設、HCVが13施設、尿蛋白が15施設で、正答の施設が5割~6割弱にとどまった。試薬特異的に設定されている測定法コード(3桁)や、結果報告単位コード(2桁)を誤っている例が見られたほか、何らかの理由で採番を断念して「不可」と回答した施設もあった。
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