LSIメディエンスの不正対応に区切り、ISO再取得へ、PHCHD・出口社長CEOmitsui046月2日読了時間: 1分 PHCホールディングスの出口恭子社長CEOは5月13日の決算説明会で、LSIメディエンス(LSIM)の事業について、精度管理図の改ざんなどの不正への対応は2024年度でいったん区切りがつき、医療関連サービスマークの認定も再取得したと明かした。2025年度は、昨年7月に取り消されたISO 15189認定の再取得を目指し、「収益改善施策は継続して実施し、再構築事業としてさらなる収益改善に努める」と述べた。 ヘルスケアソリューション部門の2024年度売上高は1283億1100万円(前期比6.7%増)。電子処方箋需要の獲得やM&A効果などが増収に寄与した。このうち、LSIM事業は売上高655億7600万円(0.6%増)。コロナ関連検査は減少したが、一般検査は増加した。不適切事案による売り上げ影響は当初想定より小さく、コスト削減効果により収益性が大幅に改善した。出口社長CEOは「引き続き品質向上の取り組みを続けることで信頼回復に努める」と表明した。 診断・ライフサイエンス部門の2024年度売上高は1309億2000万円(1.0%増)。設備投資需要の減少による機器の販売減少が続くも、病理事業の消耗品販売は成長を維持した。為替の影響もあり増収となった。