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MINtSの受託検査「早期上市目指す」 栄研化学・納富社長

納富社長
 栄研化学の納富継宣社長は5月9日の決算会見で、コンパニオン診断として薬事承認申請中の多遺伝子変異検索システム(MINtS)について、承認取得後に受託検査としてサービスを開始する予定を示した。「当初の予定よりも(承認取得が)遅れているが、早期上市を目指したい」と述べ、早ければ今年度中にも開始できるとした。

 MINtSは、病理検体からの核酸抽出、ライブラリ調製、次世代シーケンサー(NGS)による塩基配列決定、解析までを一括で行えるコンパニオン診断技術。現在までに肺がんの複数遺伝子異常の一括検出を可能としている。がんの病理組織だけでなく細胞診検体でも検査ができ、結果報告が早いなどの特徴がある。

 同技術による「細胞診検体を用いた遺伝子検査」は先進医療として、北東日本研究機構(NEJSG)に参加している約20施設で実施中。承認取得後は、その他NEJSG参加施設約200カ所での活用を支援していく考え。同社では2023年4月にMINtSによるコンパニオン診断を受託する「栄研化学クリニカルラボラトリー」を野木事業所(栃木県野木町)内に開設している。

 主力の便潜血検査では、2024年2月に採便容器の緩衝液を改良し、検体保存安定性を向上させた製品を投入した。同製品は採取便のヘモグロビンとカルプロテクチンの安定性を向上させている。同社では、同製品が日本国内での郵送検診での活用につながるとみている。

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