PCT試薬、売り上げ倍増目指す カイノス・長津社長kona366月9日読了時間: 1分長津社長 カイノスの長津行宏社長は5月15日に開催した決算報告会で、プロカルシトニン測定試薬「LATECLE PCT試薬」について、年間売上高1億円の目標を達成し、2025年度は2億円を目指す考えを示した。「大きな柱の一つとして今後も育成していく」と述べた。 同試薬は、2024年1月に発売した。ラテックス凝集比濁法を測定原理とし、汎用自動分析装置で使用できる。大学病院との共同研究や学会発表、専用機からの切り替え提案などの営業活動に引き続き注力する。 主力の生化学検査分野では、クレアチニンのシェア(2024年度=16.7%)拡大を図り、18.0%を目指す。マルチ9項目は、PCT試薬と併せた採用提案を進め、相乗効果を狙う。また、輸血分野は機器更新の需要獲得に注力し、2024年度の17%から20%へシェア拡大を目指す。