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RSウイルス感染症が過去5年で最多 感染症週報・第15週


 国立感染症研究所は4月26日、感染症週報の2024年第15週(4月8~14日)を公表した。「注目すべき感染症」としてRSウイルス感染症を取り上げた。定点当たり報告数は今年になって増加が続き、直近3週間では過去5年間の同時期で最多となった。

 第15週の定点当たり報告数は1.42。都道府県別では、奈良(4.18)、大阪(3.95)、福井 (3.64)の順で多い。西日本が多いが、第14週以降は全ての都道府県で報告がある。

 また、性感染症、薬剤耐性菌感染症の1〜3月の状況も記載した。薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症の報告数は、前3カ月に比べて減少している。

●細菌性赤痢などが報告

 全数報告の感染症の主な状況は以下の通り。

▽結核(2類):249例(前週238例)
▽細菌性赤痢(3類):2例(前週なし)
▽腸管出血性大腸菌感染症(3類):24例(前週21例)
▽E型肝炎(4類):12例(前週9例)
▽エムポックス(4類):1例(前週1例)
▽重症熱性血小板減少症候群(4類):3例(前週1例)
▽つつが虫病(4類):1例(前週なし)
▽デング熱(4類):4例(前週3例)
▽アメーバ赤痢(5類):5例(前週6例)
▽カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症(5類):31例(前週21例)
▽劇症型溶血性レンサ球菌感染症(5類):21例(前週41例)
▽梅毒(5類):184例・累積3615例(前週172例)

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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