TriClip システムの承認を了承 厚労省部会mitsui046月30日読了時間: 1分 厚生労働省の部会は6月2日、経カテーテル的に三尖弁閉鎖不全症(TR)を治療する「TriClip システム」(アボットメディカルジャパン)の製造販売を承認して差し支えないと決めた。薬物療法では改善されない高度TRで、ハートチームが一定条件に該当すると判断した患者に用いる。近く厚労省が正式に承認する。 TRは、収縮期に三尖弁が完全に閉鎖せず、右心室から右心房への血液の逆流が生じる病態。治療選択肢が限られることなどから心不全入院を繰り返すことが多く、予後が不良という。 TriClip システムは、大腿静脈から右心房まで入れたカテーテルを介して、クリップで三尖弁を接合する。先行して米国で2024年4月、欧州で2021年2月にそれぞれ承認されている。資料はこちら