災害時の検査技師派遣で県と協定 三重県技師会、9月10日付でkona363 日前読了時間: 1分協定式に臨む三重技師会の宇城会長(左) 三重県臨床検査技師会と三重県は9月10日付で、大規模災害時の臨床検査技師の派遣に関する協定書を締結した。県からの要請を受けて派遣される検査技師が、避難所や被災医療機関で医師の指示の下実施する業務を定めた。 臨床検査技師が行う業務としては、▽DVT関連検査(肺血栓塞栓症での死亡回避のための下肢静脈超音波検査、Dダイマー検査など)▽弾性ストッキング着脱指導(DVT予防対策)▽採血及び検査(POCT検査等含む)▽感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス等)が疑われる際の検体採取▽避難所での衛生管理指導(手洗い、手指消毒、マスク着用等の指導)―など7項目を明記した。 検査技師が使用する検査機器や試薬等が足りない場合は、中部臨床検査薬卸連合会や日本臨床衛生検査技師会に支援要請を行うことや、要請を受けて行う災害支援の経費は県が負担することも盛り込んだ。