【新製品】認知機能検査のプログラム機器 大塚製薬「ミレボ」 大塚製薬は1月14日、神経心理検査用プログラム「ミレボ」の販売を開始したと発表した。患者の視線に関する情報を神経心理検査に活用するシステムで、認知症の診療を支援する。認知症検査を手がける病院や診療所に対して、大塚製薬のMR(医薬情報担当者)と診断事業部の営業担当者が情報提供を行う。 ミレボは、タブレット端末に画面表示される質問に沿って被検者が正解の箇所を見つめた際の視線データを集積し、データをアルゴリズム処理でスコア化する。従来のミニメンタルステート検査(MMSE)と比較して検査者の知識や経験に依存せず、3分程度で定量的に検査ができる。 臨床的に認知症と診断された被験者と、軽度認知障害が疑われる人および認知機能健常者を含む被験者の2群で、ミレボの検査スコアとMMSEの総合点との相関を臨床試験で検討。スピアマンの順位相関係数で0.831となり相関が認められたほか、MMSEとの比較で検査者の負担軽減が確認できたという。 認知症領域のプログラム医療機器(SaMD)では初めての保険適用となった。技術料は「D285 認知機能検査その他の心理検査 1 操作が容易なもの イ 簡易なもの」(80点)を算定する。資料はこちら
大塚製薬は1月14日、神経心理検査用プログラム「ミレボ」の販売を開始したと発表した。患者の視線に関する情報を神経心理検査に活用するシステムで、認知症の診療を支援する。認知症検査を手がける病院や診療所に対して、大塚製薬のMR(医薬情報担当者)と診断事業部の営業担当者が情報提供を行う。 ミレボは、タブレット端末に画面表示される質問に沿って被検者が正解の箇所を見つめた際の視線データを集積し、データをアルゴリズム処理でスコア化する。従来のミニメンタルステート検査(MMSE)と比較して検査者の知識や経験に依存せず、3分程度で定量的に検査ができる。 臨床的に認知症と診断された被験者と、軽度認知障害が疑われる人および認知機能健常者を含む被験者の2群で、ミレボの検査スコアとMMSEの総合点との相関を臨床試験で検討。スピアマンの順位相関係数で0.831となり相関が認められたほか、MMSEとの比較で検査者の負担軽減が確認できたという。 認知症領域のプログラム医療機器(SaMD)では初めての保険適用となった。技術料は「D285 認知機能検査その他の心理検査 1 操作が容易なもの イ 簡易なもの」(80点)を算定する。資料はこちら