携帯型心電計から心不全を早期検出 東大などがAIシステムkona361 日前読了時間: 1分 東京大学大学院医学系研究科先進循環器病学の研究グループは、SIMPLEX QUANTUMと共同で、人工知能(AI)を活用した心不全の早期検出システムを開発した。 携帯型心電計で計測した単一誘導心電図データのみを用いて、心不全の重症度を高精度に分類できることを実証した。科学技術振興機構の事業支援による研究成果で、3者が4月24日発表した。 心不全患者および健康な参加者9518人の心電図データを用いて、AIモデルを学習。循環器専門医がニューヨーク心臓協会(NYHA)分類を用いて判定し、そのデータを基にAIがNYHA分類を推定した。推定されたNYHA分類から「HF(Heart failure)インデックス」を算出し、心不全の重症度を分類したところ、91.6%という高い精度を達成した。