女性の「低体重・低栄養」に疾患概念 肥満学会が発表mitsui042 日前読了時間: 1分 日本肥満学会の横手幸太郎理事長らは4月17日、厚生労働省内で記者会見し、閉経前の18歳以上女性を対象とした新しい疾患概念「女性の低体重/低栄養症候群」(FUS=ファス)を発表した。 低体重や低栄養のため、骨粗鬆症や月経周期異常、貧血などを起こしている状態を指し、過剰な減量や痩せ志向に注意を呼びかけていく。今後、診断基準を策定し、介入・治療法の確立や健診への導入も目指す。 英語表記の「Female Underweight/Undernutrition Syndrome」の頭文字を取り、FUS(ファス)と呼称する。「低体重または低栄養の状態を背景として、それを原因とした疾患・症状・徴候を合併している状態」と定義し、疾患や症状には、低栄養・体組成の異常(BMIが18.5kg/m2未満など)、性ホルモンの異常(月経周期異常)、骨代謝の異常などが含まれる。 18歳以上の閉経前の成人女性が対象で、閉経後の女性と男性は対象外。資料はこちら