溶血性副作用11例に不規則抗体 日赤が2023年集計 日本赤十字社は8月30日に開かれた厚生労働省の調査会で、赤血球製剤輸血後の溶血性副作用が2023年に19件あったと報告した。うち11例は、患者に不規則抗体の存在が確認・報告されている。 検出された抗体はRh系が多いが、高頻度抗原であるCD99に対する抗体の報告もあった。日赤は「不規則抗体スクリーニングが陰性で、輸血したことによって後で溶血が分かった症例もある」と説明した。 溶血性副作用19例のうち即時性が8例、遅発性が11例。重篤例はそれぞれ5例、6例だった。 一方、非溶血性副作用の報告は2782件で、重篤症例はうち768件(28%)。症状はアレルギー・重症アレルギーが1867件と多く、67%を占めた。原因製剤は血小板製剤が39%、赤血球製剤が37%となっている。資料はこちら
日本赤十字社は8月30日に開かれた厚生労働省の調査会で、赤血球製剤輸血後の溶血性副作用が2023年に19件あったと報告した。うち11例は、患者に不規則抗体の存在が確認・報告されている。 検出された抗体はRh系が多いが、高頻度抗原であるCD99に対する抗体の報告もあった。日赤は「不規則抗体スクリーニングが陰性で、輸血したことによって後で溶血が分かった症例もある」と説明した。 溶血性副作用19例のうち即時性が8例、遅発性が11例。重篤例はそれぞれ5例、6例だった。 一方、非溶血性副作用の報告は2782件で、重篤症例はうち768件(28%)。症状はアレルギー・重症アレルギーが1867件と多く、67%を占めた。原因製剤は血小板製剤が39%、赤血球製剤が37%となっている。資料はこちら
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