胚培養士の国家資格化で待遇と偏在改善を エンブリオロジスト学会・家田理事長家田理事長 日本臨床エンブリオロジスト学会の家田祥子理事長は7月4日、東京都内で開かれたプレスセミナー(ニコン主催)で講演し、胚培養士の国家資格化に向けた活動が重要だとの認識を強調した。 2022年に保険適用となった不妊治療を、地域に偏りなく、高いレベルの治療を受けられるようにするために、胚培養士の待遇改善や地域偏在の解消、治療成績の施設間差の是正が求められるとした。また、業務の質の確保につながる自動化機器の開発・普及にも期待を表明した。 胚培養士についてはこれまで、同学会と日本卵子学会がそれぞれ「認定臨床エンブリオロジスト」「生殖補助医療胚培養士」の学会認定を行ってきたが、2024年度から「生殖補助医療胚培養士」に統一された。家田氏は、質が担保された不妊治療を地方でも受けられるよう国家資格化による処遇改善と地位の向上が求められると強調した。
家田理事長 日本臨床エンブリオロジスト学会の家田祥子理事長は7月4日、東京都内で開かれたプレスセミナー(ニコン主催)で講演し、胚培養士の国家資格化に向けた活動が重要だとの認識を強調した。 2022年に保険適用となった不妊治療を、地域に偏りなく、高いレベルの治療を受けられるようにするために、胚培養士の待遇改善や地域偏在の解消、治療成績の施設間差の是正が求められるとした。また、業務の質の確保につながる自動化機器の開発・普及にも期待を表明した。 胚培養士についてはこれまで、同学会と日本卵子学会がそれぞれ「認定臨床エンブリオロジスト」「生殖補助医療胚培養士」の学会認定を行ってきたが、2024年度から「生殖補助医療胚培養士」に統一された。家田氏は、質が担保された不妊治療を地方でも受けられるよう国家資格化による処遇改善と地位の向上が求められると強調した。