厚生労働省は3月27日、2023年賃金構造基本統計調査を発表した。臨床検査技師の賃金（所定内給与額）は、前年比1.1％増の月31万7600円（41.3歳）だった。
常用労働者10人以上の民営事業所4万8600カ所余りの6月分賃金を集計し、厚労省が毎年発表している。
臨床検査技師は、男性が1.9％減の34万200円（41.0歳）、女性が2.0％増の30万3100円（41.4歳）。男性を100とした時の男女間の賃金格差は約89で、前年の約85から縮小した。
事業規模別に見ると、▽1000人以上の事業所が0.2％増の33万4500円（39.6歳）▽100～999人の事業所が3.6％増の30万700円（42.7歳）▽10～99人の事業所が2.8％減の30万4200円（43.8歳）―となっている。
ほかの医療職の賃金は、▽医師が95万円（平均46.1歳、2.1％減）▽薬剤師が38万8700円（40.3歳、0.3％増）▽看護師が31万9300円（41.9歳、0.4％増）▽診療放射線技師が33万6200円（41.1歳、0.7％増）―など。
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