重症薬疹の鑑別補助が保険適用 HISCL TARC試薬kona362024年12月16日読了時間: 1分 シスメックスは12月2日、「HISCL TARC試薬」が国内で初めて、重症薬疹の一つである「薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS)」の鑑別診断を補助する適応で保険適用となったと発表した。適用は12月1日付。 DIHS/DRESSは、高熱や臓器障害を伴い、死亡率が10~20%と高いことが知られている。薬疹の型で治療方針が異なることから早期の鑑別診断が求められていた。これまでは問診や臨床所見を基に診断を行っており、客観的で迅速な診断法が求められていた。 検査実施料は、「D015 血漿蛋白免疫学的検査 18 TARC」(179点)として一連の治療で1回の算定が可能。医学的な必要性から2回以上算定する場合は、詳細な理由をレセプトに記載する。 同試薬は、炎症反応に関連する血清中のTARC濃度を測定し、アトピー性皮膚炎の重症度評価などを補助する。DIHS/DRESSについては、2023年7月に適応追加を取得している。資料はこちら
多項目アレルギー検査で感作状態を分類 理化研、進行・症状予測への活用期待理化学研究所は4月9日、日本ケミファの「ドロップスクリーン 特異的IgE抗体測定キット ST-1」による多項目検査が、従来の単項目測定法と同様な感度・精度を持つとともに、アレルゲンの種類や患者の感作状態を分類できることが分かったと発表した。今後、感作状態をパターン分類するこ...