日本での事業、次期中計でも成長維持 シスメックス・浅野社長mitsui046月2日読了時間: 1分会見する浅野社長 シスメックスの浅野薫社長は5月14日、本社で開いた決算説明会で、2026年度以降の次期中期経営計画でも日本での事業は成長が続くと見通した。2024年度の日本での売上高は677億8000万円(前期比9.0%増)。ヘマトロジー・血液凝固分野が機器・試薬ともに2桁伸長した。 このうちダイアグノスティクス事業は、ヘマトロジー分野のXRシリーズが好調に推移したほか、血液凝固分野でも機器設置台数が増加。ヘマトロジー分野の機器台数増に加え、血液凝固分野の採用項目拡大などにより、試薬も増収となった。また、メディカルロボット事業の手術支援ロボット「hinotori」の国内導入台数は累計86台に拡大。主要な大学病院にはほとんど導入されているという。 2024年度連結業績は売上高5086億4300万円(前期比10.2%増)、営業利益875億8300万円(11.7%増)で、いずれも過去最高を達成した。試薬売り上げが継続して伸長するなど、全地域で増収となった。ダイアグノスティクス事業はヘマトロジー、血液凝固分野を中心に全分野で増収を確保した。