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感染症のPCR試薬開発で協業 島津とシノテスト


 島津製作所とシノテストは8月1日、感染症分野でのPCR検査試薬の開発で協業すると発表した。島津の遺伝子解析装置「AutoAmp」などのリアルタイムPCR装置で使用する検査試薬のラインアップ充実を図る。

 島津は、血液などを含む各種サンプルからDNAを精製せずにPCRができる独自技術「Ampdirect」を開発。併せてPCR検査試薬を開発し、2020年に体外診断用医薬品「Ampdirect 2019-nCoV検出キット」を発売した。

 シノテストは先天性サイトメガロウイルス感染の診断を補助する「サイトメガロウイルス核酸キット」を2017年に発売しており、感染症分野での核酸試薬の開発に取り組んでいる。

 シノテストが持つPCR検査試薬の開発技術と、島津の「Ampdirect」技術やPCR装置の開発技術を共有し、「感染症検査の体制拡充に貢献していく」としている。

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