【医学検査学会】日臨技・情勢報告会 国への政策要望の現状など解説
- kona36
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更新日:5 時間前
第74回日本医学検査学会の2日目の5月11日、日本臨床衛生検査技師会の情勢報告会が開かれ、政府与党や厚生労働省に求めている政策要望、日臨技の政治団体である日本臨床検査技師連盟(日技連)の活動強化策についてそれぞれ報告がありました。
日臨技常務理事を務める益田泰蔵氏が最初に登壇しました。益田氏は昨年11月に提出した2025年度政策要望のポイントを説明しました。
益田氏は、日臨技以外にも医師会や病院団体、数多くの医療職能団体がそれぞれの要望を提出していることを説明しながら、日臨技の要望事項のポイントを紹介しました。


益田氏は、臨床検査技師を取り巻く環境を改善させるためには、政治家や行政との連携が必要で、その声を届ける役割を果たす政治連盟の活動が非常に重要との考えを示しました。
要望は、「医療DXや新興感染症に対する体制整備」や「臨床検査精度管理センター(仮)の設置」などが柱になっています。これらの要望に対する厚労省の回答などを示しながら、引き続き職能団体として要望活動を展開する考えを示しました。


一方、日技連の活動については、代表の西浦明彦氏が今年度から活動を大幅に強化する考えを明らかにしました。勉強会の活性化や青年部の発足、会員区分の追加、ホームページの刷新などを通じ、活動基盤となる会員数の7000口を今年の目標に掲げました。

今年7月に予定される第27回参院選での連盟の対応についても報告しました。この時点で自民党の畦元将吾氏、中田宏氏、田中昌史氏の3人を推薦しており、今後も釜萢敏氏ら他団体からの推薦依頼が届く見通しのため、連盟としての候補者一本化は行わないと述べました。

西浦氏は、3年後の参院選で、臨床検査技師資格を持つ立候補者の擁立に意欲を見せています。日臨技が求める要望を実現するためにも、連盟会員数を増やし活動を活性化させたい考えを強調しました。
