top of page

検体管理加算の拡充目指す 保険担当の松下氏

松下氏
 日本臨床検査専門医会は7月26日、東京都内で臨床検査振興セミナーを開いた。保険担当理事で日本臨床検査医学会の理事・保険診療委員会委員長も務める松下一之氏(千葉大学医学部附属病院)が講演し、2026年度の次期診療報酬改定で、「検体検査管理加算」の拡充を求めていく方針を明らかにした。

 検体検査管理加算は、検体検査判断料に加算する点数で、医師や臨床検査技師の配置人員などに応じて、「I」(40点)から「IV」(500点)まである。松下氏は、これに加えて700点以上を想定した「V」を新設する私案を示した。「V」は、臨床検査科の標榜や感染症検査体制、臨床検査コードのJLACへの対応、LDTへの対応などを施設基準とする。

 松下氏は「検体管理加算を厚くしてもらい、それにより検査精度をさらに補強していく考え方だ」と述べた。全ゲノム解析等の薬事未承認検査として用いられるLDT(Laboratory Developed Test)の精度管理、医療DXで求められる検査標準化のコストなどを手当てするための加算点数が必要だと強調した。

Commenti


その他の最新記事

bottom of page