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日本臨床衛生検査技師会の宮島喜文会長は6月15日、会長退任を前に、熊本市で開かれた熊本県臨床検査技師会の創立70周年・法人化35周年記念式典で「これからの技師会に期待すること」をテーマに講演した。医療環境が大きく変化しつつある中、これからの技師会は「社会の変化や動きを見ながら活動していくことが重要だ。約7万人の会員が進化していくように導くのが大事な仕事になる」との考えを示した。
医師の働き方改革に伴うタスクシフト・シェアの対応については、「講習会等の開催で皆さんに協力いただいているが、10年後は当たり前のものになっている」と指摘。技師会のリーダーに対し、国の制度改革の動向を把握しながら、「若い臨床検査技師の仕事をどのようにつくっていくのか。検査室だけでなく病院経営等の状況も踏まえて、チャンスをつくってあげてほしい」と述べた。
一般社会における臨床検査技師の認知度についても「社会へのアピールがまだまだ足りない」と述べ、今以上に存在意義を理解してもらうための取り組みを求めた。
●熊本県技師会が創立70周年式典
15日の熊臨技の創立70周年・法人化35周年記念式典には、九州エリアの臨床検査技師会会長や熊本県内の医療関係コメディカル団体の代表らが出席。熊本県の医事功労者知事表彰、日臨技有功賞「特別賞」などの表彰式が行われた。
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熊臨技の田中信次会長は挨拶で、「私たちの使命は正確で迅速な検査を通じて患者の健康を守ることにある」とした上で、研修会等による知識や技術の向上に加え、地域社会に貢献できる技師会活動を進める考えを示した。タスクシフト・シェアの対応にも言及し、「臨床検査技師の活躍の場が広がっている。こうした変化を臨床検査技師が誕生した当時と同じような重要な転換期だと考え、会員への啓発や支援を続けたい」と述べた。
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