新規抗菌薬「医療保険で感受性検査を」 厚労省小委員会で意見kona368月25日読了時間: 1分抗菌薬の薬剤感受性検査について議論した厚労省の小委員会 AMR対策についての厚生労働省の小委員会が7月31日に開かれ、多剤耐性菌に対する新規抗菌薬の薬剤感受性検査が議題となった。近年、セフィデロコルなどの新薬が発売されているが、既存の感受性プレートに搭載されていないため、感受性検査を別途実施する必要がある。委員からは、検査の費用が病院の負担になっているため、医療保険での対応を求める意見などが出された。迅速に感受性検査が行われるよう何らかの方策が必要との意見で一致した。 厚労省が「新規抗菌薬の薬剤感受性検査を適切に実施するにはどのような対応が考えられるか」と提起し、委員間で議論した。 委員からは、医療保険で費用をカバーする意見のほかに、「診断薬開発の支援も必要」「中小病院でも購入できるよう小包装の製品が必要」などの声もあった。 厚労省は、こうした意見を上位の組織である感染症部会に報告するかどうかを含め、対応を検討する。資料はこちら