top of page

進行直腸がん、術前治療効果をctDNAで予測 がん研究会など

  • kona36
  • 8月25日
  • 読了時間: 1分
ree

 がん研究会は8月5日、進行直腸がん患者を対象とした多施設共同研究で、血中循環腫瘍DNA(ctDNA)が術前治療(TNT)の効果を予測する有望な血液マーカーであることが示されたと発表した。ctDNA陽性は残存腫瘍や予後不良と強く関連していたという。

 がん研究会有明病院などが多施設共同ランダム化臨床第2相試験「NOMINATE試験」の一環として実施した。進行直腸がん患者のTNTおよび非手術治療(NOM)中に採取したctDNAを用いて、病勢や治療効果を予測するバイオマーカーとしての有用性を前向きに検証した。

 結果によると、TNT終了時点でctDNA陽性の症例では、残存腫瘍の存在を100%の特異度で予測することができた。また、無再発生存率はctDNA陽性の症例で有意に短く、予後不良と関連していた。一方で、NOM中に局所再増大した症例では、ctDNA陽性の感度は40%にとどまり、ctDNA単独ではなく画像診断などとの併用が必要であることが示された。
2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

その他の最新記事

MTJメールニュース

​株式会社じほう

bottom of page