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HPV陽性の細胞診判定巡り討論 臨床細胞学会、WGの検討経過を報告

  • kona36
  • 2 日前
  • 読了時間: 1分
HPV陽性の細胞診をテーマに会長企画があった
HPV陽性の細胞診をテーマに会長企画があった
 第66回日本臨床細胞学会総会(春期大会)で6月28日、子宮頸がん検診へのHPV検査単独法の導入を見据えて、HPV検査陽性例の細胞診判定を取り上げた会長企画があった。

 HPV検査単独法では、まずHPV検査を行い、陽性であればトリアージ検査として細胞診を行う。ASC-US以上と判定されると、確定精検へと進み、コルポスコープ・組織診が行われる。細胞診陰性であれば1年後に追跡検査としてHPV検査を行う。

 細胞診がHPV陽性例に行われるため過大評価になりかねないとの懸念がある。このため同学会は、田畑務氏(東京女子医科大学)を委員長とするWGを設け、HPV検査陽性例の細胞診判定のあり方について2024年8月から検討を開始した。2025年5月までに5回の会合が開かれている。

 同日の企画では、田畑委員長がフロアから発言。細胞診の過剰判定が患者の不利益に直結することを指摘し、「きちんと細胞診断学に基づいて判定をつけていく。これがわれわれに一番求められていることだ」と述べた。ASC-H以上を見逃さないことが重要とも強調した。その上で田畑氏は、NILM、ASC-USと判定すべき細胞像を示したアトラスの作成に改めて意欲を示した。
2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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