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検査受託市場、2035年に7100億円超へ拡大 富士経済調査、ゲノム解析の伸びが貢献

  • kona36
  • 4 日前
  • 読了時間: 1分

 富士経済の調査によると、国内の臨床検査受託市場は2035年に7173億円に拡大する見通しだ。2024年の6001億円から19.5%増の成長を予測。特にゲノム解析の伸びが貢献するとみている。同社が7月8日、この市場予測を発表した。

 検査センターによる臨床検査受託市場のうち、ルーチン検査の市場は2024年に4806億円となった。2035年は4851億円の見込みで、微増での推移を予想する。2024年時点では生化学検査、免疫血清検査の順に規模が大きく、両検査でルーチン検査市場の7割超を占める。今後も生化学、免疫などの検査の需要は多いが、近年目立った細菌性感染症の流行が見られないことから、細菌検査の増減は少ないと見込んでいる。

 特に拡大するとみられるのが先端検査市場のゲノム解析で、2024年の190億円から2035年には6倍超の1200億円を見込む。ゲノム解析は「検査単価が高く、患者が増加している検査が多いことから、上位の検査センターでは注力度を高めているところも見られる」という。

 遺伝子検査は感染症検査を中心に伸長。がんに関連するコンパニオン診断やパネル検査などは今後も伸びるとみている。先端検査全体の市場は2024年が1195億円で、2035年には2322億円と予測する。
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