免染サーベイ「適正」が8割 JPQASの24年度外部精度評価mitsui047 時間前読了時間: 1分 日本病理精度保証機構(JPQAS)はこのほど、2024年度外部精度評価の結果報告書をまとめた。免疫染色サーベイ(CK7、CK20)には446施設が参加し、8割程度が「適正」の評価となった。 免疫染色サーベイでは、配布された未染標本を各施設の方法で染色し、施設の自己判定と、JPQASでの中央判定が合致するかどうかなどで評価する。標本、染色、判定の各評価の点数を合算し、25点満点のうち23点以上を「適正」、20~22点を「許容範囲」、19点以下を「不適正」とする。判定に影響すると思われる標本の場合は、結果報告書に注意事項を記載し、減点している。 24年度のサーベイに参加した446施設のうち、「適正」とされたのは、CK7が359施設(80.5%)、CK20が383施設(85.9%)となり、良好な結果となった。 25年度は、肺がん免疫染色サーベイをTTF-1で予定し、フォトサーベイも行う。また、FFPEブロックからDNA、RNAを抽出して品質チェックする遺伝子検査サーベイを新たに始める。