毛髪でバセドウ病リスクを判定 かずさDNA研究所などmitsui047 時間前読了時間: 1分 かずさDNA研究所、アデランス、甲状腺疾患専門の伊藤病院(東京都渋谷区)は4月30日、3者の共同研究で、微量の毛髪(約2mg)から甲状腺ホルモンを超高感度に検出することが可能になったと発表した。今後、バセドウ病のリスクを判定するスクリーニングシステムとして、かずさDNA研究所発のベンチャー「Molefinecare」が実用化を進める。 共同研究では、液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS)を用いて、約2mgの毛髪(約10本)から甲状腺ホルモンを超高感度に解析することができた。この検出方法を用いた臨床研究の結果、バセドウ病患者では血液と同じように毛髪中で甲状腺ホルモンが増えており、毛髪中のホルモン量からバセドウ病のリスク判定ができる可能性が示されたという。 研究成果は国際学術雑誌「Biomolecules」に2月28日、オンライン公開された。