穿刺血検査薬のOTC化、議論再開へ実態調査 規制改革WGmitsui045 日前読了時間: 1分規制改革WG 政府の規制改革推進会議のワーキンググループ(WG)は5月1日、穿刺血などの血液検体を用いた検査薬の一般用検査薬への転用について議論した。日本臨床検査薬協会と日本OTC医薬品協会は連名で、厚生労働省部会から示されている3つの課題について、現状を整理するための使用実態調査を行うことを報告。根拠となるデータをそろえた上でOTC化の審議を再開するよう要請した。 臨薬協とOTC薬協は同日のWGで、許可を受けた一部の薬局・ドラッグストアで医療用の血糖自己測定検査薬が販売されている現状に言及。OTC化されればよりニーズが広がることを念頭に、現時点で販売可能な薬局など約2万3000カ所の販売実態を調べることを提案した。 具体的には、▽どのような人に販売されているか▽今後OTC化に当たり、どのような人まで販売の対象にでき得るのか▽販売対象が広がった場合に高度管理医療機器販売業の継続研修の内容をどうするか▽OTC化に伴う影響の推計―などを調べる方針。調査は第三者のアカデミアと調査機関に委託し、生活者、医師、薬剤師を対象とする。